アベニーの小さい水槽での薬浴について。

最近、アベニーの病気がらみの検索でこのブログを見てくれる人が多いようですので一応注釈的なことを書いておきます。

前とその前の記事でシワシワ君の薬浴を1.2リットルのサテライトでやってるって書きましたが。

魚飼いのセオリーとしては、そんな小さい水槽での隔離・薬浴はNGです。最低5リットルぐらいの水槽は必要と、いろんなサイトに書いてあるし、私もその通りだと思います。サテライトもそもそも水槽にひっかけて水を循環させて使うものだし。

そうはいっても会社は超狭いし、私は他の会社で働いてから自分の会社に戻ってくるので割とへとへと。隔離の薬浴は毎日の管理が大事だけど、毎日管理するには水槽が小さくないと私の体力と精神的に続かない(飼い主のメンタルも大事っす!)。

なので、小さい水槽で隔離するために、ウチの会社ではこれを使ってます。

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ばばーん。

ガラス製の本気なピペットと、電子はかりです。

ピペットは理科の実験で使うようなやつです。魚用のプラ製のじゃありません。完全に薬を量る用に使用してます。

手前の細いのは大きいメモリが0.1ml、細かいメモリは0.01mlきざみです。奥の頭が赤いほうは1mlきざみ。スーパービバホームで購入。

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めっちゃほっそいねん。

結局、小さい水量での隔離とか薬浴がNGなのは、水質変化・悪化が早いからと、薬が適量いれられないからだと認識しております。

んじゃ大きい水槽のときと同じような状態を作りだせばいい。水質悪化は毎日半分水を入れ替えることでとりあえず回避できるのではないかと。それから薬はきっちり量って徐々に入れていけばいーんじゃなかかと。

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0.1gから0.01gきざみで量れる電子はかり。なんか1000円前後だったような。。。

電子はかりはほぼグリーンFゴールド顆粒を量るためだけに買いました。エルパージュエースは0.5gが量れるスプーン付きで売ってるのではかりは不必要。

一応、薬をきっちり量るようになってからは、薬浴した直後に調子をくずすという子はまだいません。…そう、実はすごく初期は目分量でやってた時期があり、薬入れた途端に調子崩す子がいたっていうことですけど。その反省を踏まえてます。

それから。。。

「アベニーは薬に弱いので、大体規定の50%~70%の濃度で薬浴すべし」という説がすごく言われてるので、私もしばらくこれを信じてアベニーの薬浴の時のみ、薬の濃度は60~70%ぐらいにしておりました。

しかしどうも発病した子が薬浴しても治りません。過去ちょっと体調を落としているという状態で、ブルーちゃんは2度ほどこの薄め薬浴をしたことがあり、そのときはちょっと調子を戻すけどすこしたつとまた症状がでてしまい、完治という感じにはなりませんでした。

他のテトラやモーリーは薬浴させて病気が治っているのに、なぜアベニーだけ全然薬浴が効かないのか…。他の魚は普通に薬の濃度を100%で薬浴させていました。

また、アベニーで病気が治ったってブログに書いている人は「薬を規定量いれ」と書いてあったのを見て、こりゃーちゃんと規定量いれたほうがいいんじゃ?でも怖いので、80%、90%と徐々に上げていき、大丈夫そうなので規定量いれるようになりました。

ま、結果薄い濃度から薬を慣らすみたいなことになっているので規定量も大丈夫になったのかもしれませんが。(なんか耐性ができちゃったとか…?)ただ薬を入れるときは、1mlを入れる場合でも、0.2mlずつ5回にわけて20分おきにいれるといったようにじわじわゆっくり入れることは必ず心がけています。

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お薬セット。他にりフィッシュも持ってます。使ったことないけど。

でもって、ウチのアベニーさんたちは写真にあるくすり全部薬浴したことがあるっていう薬漬けの魚たち(なんかかわいそうだな)。今いる子たちはどれも規定量で薬浴経験済みですが、とりあえず大丈夫でした。まだ生きております。

あ、あと、薬が規定量で大丈夫なのはある程度成魚だからだと思います。薄め濃度の薬を推奨する方々は、アベニーの繁殖に成功してて薬浴も稚魚対象が多いような気がします。1センチに満たないような小さい子なら、やっぱり規定量の薬は濃いのではないのでしょうか。

まあ、これはウチのアベニーズの場合です。たまたまなんだか頑丈なのかもしれないですし、ご参考まで、というお話です。このブログを参考にガンガン薬浴させるぞ!という方はいないとは思いますが、もし一度も薬浴したことないアベニーの場合は、初日は50%からはじめて、濃度は様子を見ながらあげていくのがいいと思います。

それから…薬浴は「あ、なんかちょっとこいつ体調悪くね?」と発見直後ぐらいにするのが一番いいです。そこから様子を見るのも2日ぐらいまで。1週間ぐらい様子を見ちゃうとアベニーさん、体が小さいのでかなり悪化するかもです…。経験的に。

で、最近まで薬浴してたこの方。

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ミスターシワシワ。

好調です。餌もモリモリ食べてます。(あんまり太らないけど)

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噛み跡も消えたぜ。

なんとジャイ子の地位をはく奪して、水槽の中心付近を泳いでいます。

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黒ジャイ子はミクロソニウムの中に。

シワシワ君がオスだからか、ごつきあいしたらジャイ子はちょっと大人しくなりました。ま、相変わらず目の前の弱い魚はガブりんですけど。

シワシワ君はオス(小)君と、おたがいマンボウのようにひらぺったく伸びてオス的な主張ごっこしてます(繁殖線とかまだないのにー)。かわいーなー。

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男子同士で意地のはりあい。

薬浴してたこの方も元気。

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ブルーちゃんです。

尾ひれが立派なのでもうちょっと体が大きくなるんじゃないかと期待。お腹は大きくなってきたけどね。

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なんだか落花生のような体型。

なんでか最近、ブルースポットも復活気味。なんででしょーかね。

 

あ、念のため。こんだけ書いておきながら別に薬浴を全面的におすすめする訳ではありませんよー。こーいう例もあるってことで。

 

アベニーの拒食の治療とリハビリについて。その2。

今週も土曜に会社に来て水槽4個を水替え。

水替えだけに休日会社にくるんですよ。どんだけ魚愛が深いやら自分。

水替えだけなら早いんだろうけど、水槽の苔をとったりゴミを吸い出したり水と一緒にプロホースで吸っちゃった稚エビとかを救出したりしてると意外と時間かかります。

ま、それはそうと、続きを書くって宣言して1週間たってしまった。。

シワシワ君の拒食脱却のための隔離のことを書こうと思っていたのでした。

ブルーちゃんの脱拒食の成功があったので、同じようにすればシワシワ君ももりもり食べて太ってくれるのでは…!ということで、隔離&薬浴&リハビリコース。

シワシワ君の隔離に使用したのは、スドーのサテライトM。1.2リットル。これに、エヴァリスの一番小さいヒーターと、ロカボーイのSSコンパクトの中身を出して外部フィルター用の綿の切れ端をつめたもの、テトラの人工水草(SSサイズ)をいれてます。

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ぎゅうぎゅう。せめーよ。

最初、サテライトのLにしてたのですが、ブラインシュリンプを入れると散っちゃってなんだか喰いつきがよくなかったのと、毎日スポイトでごみとって水替えするにはこのサイズが楽だったので、あえてのMサイズ。

テトラの人工水草は、他のと違って葉っぱがナイロンの布製です。やわらかいのでアベニーちゃんの寝床にもなっておすすめ。(この丸い葉っぱの小さいサイズがちょうどいいのですが、もう廃版なんですよねー…)

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これはブルーちゃんの時。おやすみシーン。かわいい。

ロカボーイSSコンパクトのフィルターは、もちろん濾過目的もあるけど、水流を弱める意味で使ってます。このサイズで丸いエアストーンとかでぶくぶくすると結構な水流になってしまうので。でも既存のフィルターは活性炭が入ったのしかないので中身は変えて使用。

ブルーちゃんの時は、やむなくグリーンFゴールド顆粒とエルパージュエースの連続薬浴でしたが、今回はエルパージュエース規定量を3日の集中薬浴を決行。

カラムナリス菌由来の病気と想定してのことです。エルパージュエースはニトロフラゾンというフラン剤といわれる薬剤1種が入ってて、グリーンFゴールド顆粒はフラン剤とサルファ剤といわれる2種の混合薬らしい。んで、グリーンFゴールド顆粒のほうは2種入っているので、各薬剤の濃度は薄め。フラン剤単体でみると、エルパージュエースのほうが濃度が濃いことになるらしいのです。

ただカラムナリス菌には、フラン剤が効くものと、サルファ剤が効くものと両方いるらしいです。なので世の中の人はどっちが効くかわからないのでとりあえずグリーンFゴールド顆粒を使う人のほうが多いのでしょう。ただ、尾ぐされ病とかはフラン剤が効く場合が多いようで、しかも濃度が濃いから早く治るのでエルパージュエース愛好家も多いようです。

あとホントはカラムナリス菌には、薬浴+塩が一番いいらしいのです。(そういう論文があって、数値的に結果も出てました)でも私は、最初にアベニーを購入したアクアショップのおじさんに「アベニーはねー、塩には弱いんだよねー」と聞いたことと、昔病気のアベニーをメチレンブルーで薬浴したときに「弱った魚には塩がいいらしい」ということで追加で塩を入れたところ急に容態が悪くなって真っ黒になってしまったという経験があり、なんだか怖くて塩は使っていないのです。その時は容体がかなり悪いアベニーだったので、変化についていけなかっただけだろうし、別に理論的にはアベニーの塩浴もホントは大丈夫だとは思うんですけどね…。なんとなくです…。

で、シワシワ君。無事3日のエスパージュエース浴を終了、そこから濃度を薄めつつ、毎日の水替えで様子見でした。

ブルーちゃんもそうでしたが、最初は全然餌を食べません。ただ、ブラインシュリンプを入れると、2,3日で食べるようになりました。

ところで、なんとウチのアベニー達は最初ブラインシュリンプを餌だと思っていませんでした。目の前をブラインが泳いでても無視。(赤虫は食べないしブラインシュリンプも食べないしアベニーとしてどーなのよという感じ)クリルグラニュールパファーしか食べないという偏食ぶり。でもそれじゃやばいということで、定期的に赤虫とブラインシュリンプを与え続けたところ、ジャイ子は赤虫を食べるようになり、他の子はブラインシュリンプを食べるようになりました。

拒食からの脱出の糸口はブラインシュリンプにあると超思います。まず最初に食べるのはブラインです。他の餌には反応もしません。ブラインを食べる量が徐々に増えていくのも、ブルーちゃんとシワシワ君は共通でした。ブラインを食べられるようにしといてよかったと思いました。

ブルーちゃんよりも時間はかかりましたが、日が経つにつれシワシワ君も餌を食べるようになってきました。

んが、食べてもお腹がぽっこりしません。全然太らないのです。

食べるには食べているのですが、お腹が膨らまない…。体も痩せたままです。アベニーが痩せると、お腹が凹むのはさることながら、尾っぽのあたりの筋肉もうすっぺらくなって、いかにもガリガリな感じになってしまうのが気になります。

シワシワ君の尾っぽのあたりの筋肉が薄いまま…。むむー。リハビリ開始3週間ぐらいでしょうか。

悩んだあげくグリーンFゴールド顆粒で1週間追加薬浴です…。

したらば、ちょっと回復して、お腹も少し膨らむようになってきました。

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ちょっとだけだけど。

ううーん、結局グリーンFゴールド顆粒のほうが効くのかしらん。それとも単にリハビリして時間が解決したのかしらん。やっぱり謎です。

シワシワ君はブルーちゃんと違って人間が嫌いです(トホホ)ほとんどヒーターの下に隠れてましたが、なんだかこの頃にはお腹が減ると自分で前に出てきて水面をふよふよするようになってました。

シワシワ君は隔離を1か月をちょっと越えてしまいました。餌はすごく食べるようになりました。今までできなかった落ちてきた餌をキャッチ&丸のみという技もできるようになり、尾っぽ付近の筋肉もついてきて、元気になってきた!という感じです。

まだがっつり太った!という感じではないし、2回目の薬浴を終えてまだ日が浅いけど、もう1か月を超えてしまったし、そろそろ本水槽にもどすかねーどーすっかねーと悩みました。

なんでがっつり太ってほしいかというと、ウチの水槽には玉のように太った黒ジャイ子さんが乱暴者として君臨しております。それに対抗できる(ガブられてもすぐに死なない)体力と体型を作ってもらわないと!という思い。

でも結局本水槽に戻しました。あんまり隔離期間が長くてもどうでしょう…。と思って。

そしたら

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すいーむ。

…ま、なんとなく元気です。

ただ、本水槽に戻した途端に黒ジャイ子に口を噛まれてそのままキリモミしてました…。

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殴られた跡なのか、キスマークなのか。

合流させて1週間たちましたが、口以外に、首とお腹にも打撲的な跡があります。この傷跡、あんまり治らなかったらまた隔離…。(泣)

合流がちょっと早かったかも。ごめんよシワシワ君…。

幸い、シワシワ君はオスだし好戦的なので、めげることなくただいまジャイ子と威嚇しあってます。ただストレスか、最初はまた餌を食べなくなってしまって心配しましたが、今はまた食べれるようになってきました。

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左から、シワシワ君、オス(小)君、黒ジャイ子。体格差が…。

結果的に、最初の「餌が食べられない」という状況は脱しました。食べられなかったサイズの餌を一口でいけるようになったのは進歩だと思います。でもブルーちゃんのときのようにもりもり太ってバリバリ元気!という感じにはなりませんでした。やっぱり太らないしなあ。うーん。

アベニー飼育は難しいです。