口ぐされ病?薬浴記録(2)

口ぐされ病と思われるアベニーの薬浴記録の続きです。

祖母の家から帰宅し、月曜日の夜に会社に来て、愕然。

サバ風の子の口の中からすごい量のカビが出てます。綿菓子一気食いしてるみたいにボワーっと…。背中にも、ひび割れのようにカビが付着…。(気が動転して写真撮ってません…)

理由は、私の留守中3日間、1度も水替えをしていなかったから。業務連絡は連絡されていなかったということでした…。会社で飼ってますが、導入時のトリートメントやら隔離やら水合わせやらは私の担当に(いつのまにか)なっているので、もしかしたらやらないかも…と思ってたのですが。むむむ。

私は何度も病気の子を隔離して、ちょっとの水の汚れが弱った病体への水カビ発生につながることは知ってました。なので、病気の子の隔離時は毎日、できないときは2日に1回は絶対水替えします。病状重めの時はカビ防止のため少しメチレンブルーを入れるのですが、エルパージュエースは今回初で、強い薬だと聞いていたので入れませんでした。薬×薬ってどーなのか核心を得られる情報がなかったので。

そんなことも言ってられないので、もう一匹の子にカビがうつると大変なのでまた別に隔離。で、急きょ水替えして、カビ対策でメチレンブルーを入れました。

この時、エルパージュエースは規定量100%の濃度で入っているので、メチレンブルーをどのくらい追加するのか悩みました。

魚薬の販売元、日本動物薬品さんのHPでは、「尾ぐされ病・口ぐされ病」のところのに「ミズカビが着生している場合はメチレンブルーまたは、ニューグリーンFを追加投薬してください」って書いてあります。つまり2重に入れるのは大丈夫ってことだけど、量は?なんかアベニーは薬に弱いらしいですが、規定量を2重に入れて大丈夫なの?それって濃度2倍じゃないの?

この問題、前々から疑問に思っていました。人様のブログで、50%+50%にするのがいいとか書いてあったし。でも薬って少なくても効かないんじゃ??

で、思い切って日本動物薬品さんに質問メールを送ってみました。ただ、おもいっきりお盆期間中だったので、早い返事は期待できませんでした。

結局、薬が濃くなりすぎるのをビビッて、水替え時にエルパージュエースの量を減らしてメチレンブルーを入れました。両方50%ずつで入れました。(合わせて100%…?)※でも結果これは間違いでした。それはまた後に書きます。※お返事もらいました。→

カビが派手に出てる時は、すくいあげて直接ピンセットでカビを取り除いたりカビに直接メチレンブルーを塗りつけたりするほうが効果があるみたいですが、すくいあげただけでショックで死んじゃいそうな気がしたのでやめました。

次の日会社にいったら、おおー!メチレンブルー効果か、カビはかなりなくなっていました!口の端からちょっと出てるぐらい。

あれ、まてよ。でも口の中からカビが出てたということは…。

よく見ると、なんとそれまで全然開かなかった口が開くようになってました!呼吸が荒いのでハアハアとしてるのですが、口が開いて、パクパク動いてる!

エルパージュエースが効いたのでしょうか。いままで全然開かなかった口が開いてます!

ただ、もしかしたら、口が開くようになってしまったから、口の中にカビが生え始めたのかもしれません。そこは謎です。

で もこの時点で2週間ぐらいなにも食べてない状態なのです。もちろんガリガリで、時々フィッシュタミンのちょっと薄めたやつをスポイトで噴射するぐらいで す。エルパージュエースを入れる前でもほとんど動かず、思い出したようにふわーっと場所を移動するときに泳ぐぐらいで、目もほとんど動かずで、留守中に☆ になってしまう可能性も考えてたぐらい。

なのに、一緒に薬浴していた子を別の隔離水槽にうつし、その水槽を隣に置いたら、その水槽に向かって壁をこんこんと泳いでつついてる。休んで、壁をつついて、休んで、の繰り返し。え、泳ぐ元気を取り戻したの??エルパージュエース、そんなに効く??

でも次の日には、カビはさらに少なくなりましたが、やっぱり沈んでほとんど動かなくなりました。一緒に薬浴していたのは、サバ風の子と仲良しだったブルースポットの子でした。サバ風の子は 割と誰彼かまわずそばに来られると威嚇してたのに、この子だけはそばにいても全然平気でした。その子と一緒に薬浴してたから今回は暴れず落ち着いていたの かも。急に別々になったので最後の力を振り絞ってアピールしてたのかな…。うう超切ない…。

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かなり減ったけど、口部分に白くぽちっと見えるのがカビ。前日はがんばって泳いでたけど、もうガリガリです。。。

この日の水替え時には、メチレンブルーの割合を増やして、エルパージュエースを減らしました。とにかくカビを撲滅したくて。(でもやっぱりこの判断は間違い)※正しい追加投薬について。→

さらに次の日、投げ込みのフィルターの上にちょこんと乗っていたのですが、水替えをしなきゃいけないのでフィルターを傾けて下に降りてもらいました。朝水替えして、夕方には体が斜めになって、まっすぐいられないようでした。

そしてその日の夜に☆になってしまいました…。薬浴2週間、餌が食べられなくなってから20日後です。かなり頑張ってくれたほうだと思います。

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サバ風の子、元気だったころ。やっぱりカメラが嫌い。

水から引き上げた亡きがらの画像があるのですが、気持ちわるいと思うかもしれないので、続きに掲載します。

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アベニー、病気で☆になる。口ぐされ病?薬浴記録(1)

業務連絡内容でわかるように、アベニーさんが病気になりました。

2週間の薬浴の末、1匹☆になってしまいました…。サバ風の子です。悲しい…。

私も魚が病気になったとき、人様のブログを読みまくります。病気の症状について・治療法について、どこかのコピペ情報ではないリアルな治療情報がほしいからです。成功でも失敗でも、とにかくリアル情報がほしい。特にアベニーは金魚・メダカに比べると極端に情報が少ない。なので、だれかのアベニーが病気した時に判断材料の足しになればということで、記録を残しておきたいと思います。

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サバ風の子。カメラが怖くて、なかなか撮れませんでした。めずらしく撮れた正面顔。

 

噛まれた傷が普通3~5日ぐらいで治るのに、1週間たっても治らない子が2匹いて、おかしいなーと思っていました。急ぎ規定の70%濃度の観パラDを水槽に投入、いつもはそれで1週間ぐらいしたらみんな調子を戻すのですが、今回は違いました。サバ風の子は餌場に出てこなくなり、探したらミクロソニウムの葉っぱのねもとに乗っかって、常時寝てるみたいに動かない感じでした。

隔離して薬浴しないとダメかな。。。と思いつつ、もしかしたら噛まれてビビッてるだけかもしれないし。。。と、隔離を躊躇してました。なぜならサバ風の子は、前回水槽リセット時に隔離しただけで狂ったように隔離水槽内を泳ぎまくって暴れたからです。同じ隔離水槽の他の子たちは普通なのに、暴れたのはその子だけ。小さい水槽が怖いのかなんなのか。プラケースの床は透明で、アベニーはそれが苦手という説をどっかで読んだことがあります。本水槽に戻ったら普通になったので、それなのかな。そんなこともあってその子の隔離はできるだけ避けたかったのです。

あと、水槽リセットも考えてて。リセットだと他の子も全部移動させないとなので、同じタイミングにしたかったのです。アベニー用になんか隠れやすいごっちゃごちゃの水槽にしているので、隔離するには全部の植物とか流木とかどかさないと、絶対捕まらないのです。でもそれをやるなら汚れが舞うので、どうせならまとめて…と思ってしまったのでした。

急いでネットで底砂にするろ過砂利を注文。届いてアベニー水槽をリセットと同時に病気の子を隔離、薬浴を開始。

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サバ風の子、ビビりのため砂利をひいてます。プラケースの床が透明で怖いらしい。ビビりのアベニーの隔離のときのみ。

サバ風の子は薬浴3日前ぐらいから全然餌を食べてない状態でした。隔離してみて、よく見るとびっくり。

ええー!なんで?口が全然開かないじゃん!

隔離した後ってびっくりして呼吸が荒くなってハアハアしてるのに、つーかエラは早く動いてるのに口が閉じてる!

歯が伸びてるわけでもないし…。口が開かないなら餌は食べられないよね…。

というか、なんの病気かわからない。「熱帯魚 口が開かない」で検索しても何もヒットせず。いろんな病気まとめサイトでも口が開かなくなる症状の記載はなし。

ウチのアベニーはいままでなった病気というか症状は2種類。「尾ぐされ病」か、「餌が食べれなくなり痩せて餓死」のどちらか。尾ぐされ病の場合は、ちょっ とひれが白濁 してるなーという時に本水槽に観パラD投入で大体治ります。後者の場合は…。昔は全く治療方法もわからずみんな☆にしてしまいました…。外見的な症状が全くなく、なんの病気かもわからなかったので。色々調べて、最近は「口ぐされ病」じゃないかと考えるようになりました。そしておなじく早 めの観パラD投入でかなり改善されるようになりました。ただ、薬のタイミングが遅れると全然食べれなくなり結果☆に…。両方、カラムナリス菌が原因なので水が全くできてないってことなんでしょー けど…。

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尾ぐされ病。尾びれの先が丸く白濁して、ちょっと欠けてます。この時は、本水槽にカンパラDを70%濃度でいれて、1週間後完治。

もう一匹のブルースポットの子も、噛まれた傷が治らないし、クリルグラニュールパファーの1/8サイズの餌が口に入らないようになったので一緒に薬浴。

2匹とも口が開かなくなるという症状。なんなんですかね。カラムナリス菌は筋肉に入っていくというので、顎の筋肉がやられてしまうのでしょうか。

今回は、本水槽で観パラD70%での薬浴が効かなかったので、隔離水槽(2リットル)ではグリーンFゴールド(顆粒)100%で薬浴。カビ防止に、メチレンブルーを1滴。そのまま1週間。

口が全然開かないサバ風の子は、時々お腹がすごく減って限界になってきたのか、もう1匹用に入れた餌を、浮いてる餌も落ちた餌も、一緒に入れてた小さいラムズも、とにかくつつくって動作をしてました。でも口が開かないので食べられない…。見てて超せつない。

1週間たっても、口が開くようになりません…。薬が効いてないのか。もう一匹の子も症状が変わらず。その間は魚のビタミン剤っていうセラのフィッシュタミンをちょっと薄めて、エラ近くにスポイトで噴射してました。少しでも栄養とれれば…。水が汚れるから水替え前30分ぐらいにしてました。嫌がって逃げるけど。

どうにかして口が開くようにとネットで調べまくり、薬を変えてみようと「エルパージュエース」にたどり着きました。持っていなかったので即買いに行きました。

で、エルパージュエースに入れ替え。ただ、この時点で次の日から私は九州の祖母の家に行く予定があったので、土日会社にいる社長に業務連絡となったのでした。

長くなったので次回に続きます。。