ゴールデンテトラの松かさ病治療の記録。その1。

ウチの会社の水槽その5は、ゴールデンテトラとミナミヌマエビとラムズホーンの水槽です。

ゴールデンテトラは今5匹います。2013年から10匹で飼い始めて、2016年最初は8匹いたんだけど、去年中に3匹が☆に。

ミドリフグの餌用に繁殖させているミナミヌマエビとラムズホーンが大漁にいるので、テトラがちょっとでも弱って浮いていられなくなると、すぐさまエビ貝達の餌食になってしまい気付くと骨になっているかまたは骨すら残らないテトラにとっては過酷な水槽。

そんなテトラの中でも、一番体の大きい子がいます。テトラーさんって呼んでます。

この子は2015年かな?一度なんか穴が開いて肉が見えてる病気になりました。

穴あき病かな?この時は本水槽に観パラDを規定量投入して様子を見ようと思ったところ、あっさりそのまま治ってくれました。(楽でありがたい。)

ただ、それ以来体がなんとなく尾ひれが斜めに下がったまま泳ぐスタイル。背骨が曲がって皮膚も引きつれたのは残ってしまいましたが、なんか元気に餌を食べてるのでまあいっか、とそのままに。

2016年の10月、なんか気づくとそのテトラーさん、やけに太って大きい感じでした。

さらによく見ると

ウロコががっさがさに立ちまくり。

これはヤバいやつ。松かさ病ってやつですね。

という訳でさすがに緊急隔離しました。

ボディも太くなってる。

松かさ病ってエロモナス菌が原因という説が多いですが、ウロコが立ってボディが太く大きくなってしまう病気の見た目の呼び名で、実際の原因はエロモナス菌じゃない場合もあるらしい。

ともあれ、まずは1リットルあたり5gっていう定番の0.5%塩浴開始。お茶のパックに塩いれて徐々に溶けるのをーといいながら1.8リットルしかはいらないスドーのサテライトLなんですぐに塩なんか溶けてあとかたもなく。

塩浴に慣らした後はエロモナス菌にはとりあえずの観パラD、数回に分けて規定量投入。

うーん、ていうか、以前ブラックモーリーさんが松かさ病になったとき、塩浴+観パラD治療だけではあっという間に☆になってしまったので、今回はこれにプラス、アクアリウム界伝説のココア浴を試してみることにしました。

有名すぎる民間治療、ココア浴。糞ずまりの腹水病にはすごい効くらしい。ココア浴を成功させたらなんかいっぱしのアクアリストっぽい!ってことで実は純ココアは前もって買ってあったんです。やっと日の目を見たココア投入。10リットルに1-2gらしいので、2gを10mlのお湯で溶かして、そこから1.8mlスポイトで取って投入。エアレーション不足だと呼吸できなくて死んでしまう場合があるらしいのでエアは通常の2倍にしてセッティング。

塩浴+観パラD+ココア浴です。それから3日様子を見たところ、

浮いてたはずのテトラーさんが沈みっぱなしになり、

ボディはさらに太く。体調は激しく悪化してしまいました。

ココア浴…。…無念です。

ココアは全然ダメでした。というか、松かさ病には多分もう私は使わないでしょう…。フンづまりの時には使うかな…。使わないかもな…。

治療法が合わなそうな場合は3日ぐらいで切り替えたほうがいいとどっかのサイトで読んだので、ココアは即中止。別の隔離容器に塩浴+観パラDのみの水を作りなおして、テトラーさん移動。

長くなったので記事を分けて、その2に続きを書きます。

っていうか、結果は治ったんですよー。ただ、その治療法がかなり乱暴な気もするのですが…。