久しぶりのブログと銀のこと。

いやー超久しぶりに投稿します。

なんと1年以上も空いてしまいました。

そして一応の遅すぎるご報告。

この金と銀というブログは、2匹のミドリフグを飼い始めたことで始まったのですが
残念なことに、銀が2017年4月22日に☆になってしまいました。

銀です。金と銀のでかいほうです。

…。2017年、去年の話です。ご報告が遅すぎですみません。。

なんていうか、「魚を飼う」とか「アクアリウム」とかって
犬猫のペットを飼うというのとはちょっと違うじゃないですか。
そもそも寿命は短いし、メダカ系なんて寿命1年でそれが当たり前みたいな。
だから熱帯魚を飼うなんてのは、インテリアとしてと考えている人も世の中にはいたりして。

なんですけど、私はフグの銀をペットとしてかなり愛情を注いで飼っていて、
そして銀が死んじゃったときは、なんていうか、恥ずかしながらかなりペットロスになりました。

しかも、調子を急に悪くして、薬浴して1日で☆になってしまったので、
薬浴したことが原因なのでは、と、かなりの自責の念で私は心底シオシオになってしまいました。
社長は君のせいではないよ、と言ってくれたけど、
銀が死んだのは私のせいだよなあー、薬浴しなければ長生きできたかなあーと思うと
長いこと写真もまともに見れなかったのです。

だけど今年に入って、私のブログではめったにないことなのですが、
「金と銀は元気でしょうか?」というメールをいただいて
(RUI3RDさんありがとうございます!)
まさか、全然知らない方が、金と銀のことを知っていてくれて、
しかも気にかけていてくれるなんて!とびっくりしました。
なんていうか、すごくうれしかったです。
そして、あ、なんかちゃんと報告しないといけないな、と思いました。

そんなわけで銀が☆になったこと。

水替え中だけどえさ探し中。

☆になる2週間前ぐらいに撮った銀です。

全然普通。水替え時に一人で泳いでいるところ。

これが最後の元気な姿の写真かなあ。

この1週間後ぐらいに、拒食がはじまりました。

銀はなんていうか、お腹が弱い子で、
年に2~3回ぐらいはお腹を壊して拒食になる時期がありました。
大体2週間ぐらい、何も食べなくなりました。
たいていは放置するしかなく、気休めにビタミン剤を入れたり、ジクラウォーターを入れたりするぐらいでした。

酷いときは1か月以上何も食べないときがあり、
さすがにその時はすんごく焦りました。

拒食前(右が銀)

1か月の拒食後。痩せちゃってます。痩せすぎやー。

その時はネットで色々調べたら「フラジール」という薬がいいということで
薬局に行くも処方箋が必要とのこと。
色々グレーな薬の個人輸入は最低でも2週間以上かかるし、間に合わないし、
かなりの薬局を回って事情を話しても処方箋なしでは売れないといわれました。(当たり前)

一か八かで動物病院に駆け込んで、獣医さんに泣きながら事情を説明したら、
たまたま自分も熱帯魚を飼っているという先生で、
「その薬が魚に効くということはわからない。魚が万が一死んじゃっても責任とれないけどいい?」と言って1錠だけ処方していただけました。(普通はしないそう)

名前のところ、最初「ふぐ」って書いてあったのを、名前があると知って修正テープで直して「銀」にしてくれました。普段は犬用のお腹の抗菌剤だそう。

あんなにも人の情けが身に染みるっていうのを体感した時はなかったなー。
動物病院のスタッフのお姉さんたちに「魚の治療ってどうするんですか?」って逆に質問されたのもなんかいい思い出です。

この時は、奇跡的に治って、その後復活しました。
この子、1か月以上も食べなくても治っちゃうなら不死身なんじゃ…ぐらいに思ってました。

マジで奇跡の復活。激やせぺたんこ画像から1か月後。

多分、ちょっと多めにえさを食べてしまったのが原因だったので、
それ以来えさを控えて与えていました。

☆になる1週間前、
金が銀にカブられてから、水槽をセパレートしていたのですが、
金のほうに入れたエビが泳いで銀のほうに行ってしまって、
それをすかさず銀がゲットして、
いつもより多めの銀のご飯になってしまいました。
それから、拒食がはじまってしまいました。

最初はいつものことだなーぐらいに思っていました。
2・3日たったところでフラジールを入れても効果なし。
ただ、様子がいつもと違って、普通は痩せるのに痩せるどころか何も食べてないのに
なぜか銀はどんどん太ってきました。
また、いつもは拒食になると、眠るときのようにサンゴ砂の上にいたままになるのに、

いつもはこんな感じで沈んでて、人がいるほう向いて、「もうダメ」アピールしてる感じでした。

☆になる直前は、お腹を真っ黒にして水面を力なくただよう感じになってしまいました。

セパレートの向こうの金も心配して見てる。

それは今まで見たことがないことで、
ミドリフグはお腹が黒いと機嫌や調子が悪いというけれど
金も銀も側面がうっすら黒くなることはあっても、
腹が全面的に真っ黒になることがいままでなかったので、
かなり焦ってしまいました。

その翌日は、銀のお腹部分が左側にかなり腫れて、出っ張っていました。
これはいつものことではない、早く何かしないと!と焦った私は、
銀をグリーンFゴールド顆粒で薬浴することにしました。

上から見て左側がすごく腫れています。

そして、その次の日は土曜日で、
私は友達との用事があったので夕方ごろ会社に来たところ
銀はすでに沈んで動かなくなっていました。

残念ながら理由はわかりません。
社長に、どうして死んじゃったの?と聞かれましたが、
わからない、内臓に問題があったんだと思う、というぐらいしか答えられませんでした。
最後に浮いていたのは、沈むと腫れていた内臓が圧迫されて苦しかったのでしょうか。それから、銀はこれまでグリーンFゴールド顆粒で薬浴したことがなく、初めての薬浴だったので、金が大丈夫な量でやったけどもっと少ない量にすべきだったのか…。解剖しようか迷いましたが、解剖したところでわかるわけもなく、かわいそうなので止めました。

身長と体重を測ったら、
身長はしっぽの先まで約9センチ。
体重は19gでした。
金と比べると大きいと思ってたけど小さかったんだなーと思ったのを覚えています。
でも9センチ、なかなか立派なほうだと思います。

悲しいかな、愛魚に思いっきり触ることができるのは
死んじゃったときだけなんですよね。
超泣きながらおもいっきりナデナデしました。
(生きてるときにしたら虐待です)

ミドリフグの寿命は10年ほどといわれてるけど、
それはサイズが15センチぐらい大きくなった場合のようで、
小さめのミドリフグは他の方のブログ見てると、5-6年かな、という感じです。
だからせめて5年ぐらい元気で過ごさせてあげたかったのに
銀は会社に来て3年2か月で旅立っていきました。

なかよし風な2匹。笑ってるー。

ああ、1年たった今でも写真見ると泣けるなあ。
もっと上手に飼ってあげれたらよかったなあ。
未熟な飼い主でごめんよ。銀。

銀、またね。

 

ところで、残された金なのですが、
銀がいなくなってしまって超さみしい思いをしてる…

のではなく、

銀がいなくなった後は、むしろ超元気に泳ぎ回るようになりました。(T_T)

いや、いいことなんだけどさ…。

最近の金。ノリノリ。うぇいうぇーい。

 

しっぽかじられてがぶがぶ噛まれて、やっぱり怖い対象だったんでしょうか。

いまでも元気にしています。
ずっと皮膚病に悩まされて治療中ですが、なんとか元気にやっています。
むしろ今はエビを独り占めで贅沢な暮らし。

UFOキャッチャー部隊は、なんの問題もなく元気にじわじわ大きくなっています。

左がミク、右がムク、下のがプク。

金銀のことを考えると、噛んだりの問題が1度もないので、逆にこわいぐらい。

3匹が一緒に写る写真があまりない。飼い主見るとえさくれ態勢で写真がこっち向いちゃう。

アベニーパファーは、2匹のオスだけ謎に4年と半年を超え、事実上5歳ぐらいになっているにもかかわらず、毎日喧嘩の舞を踊りガブガブかみ合う生活をしている脅威の生命力を見せています。
そのほか、子供、孫の子たちも増え、今は総勢14匹。

その話もいずれまた。

長くなりましたが、そんな現状です。
ではまた。

ゴールデンテトラの松かさ病治療の記録。その2。

前回の続き。松かさ病のテトラーさんの話です。

ココア浴失敗、その次に試したのが、

0.5%塩浴+観パラD規定量+フラジール です。

フラジールはメトロニタゾールっていう成分の薬。ミドリフグの銀が拒食になったときに入手してました。

動物病院で1錠売ってもらったのは、犬用のアスゾールって錠剤の薬だったけど、ネットで調べると薬餌にするんじゃなくて水に混ぜるなら人間用の発泡剤のほうがいいみたいな意見が多く、ただ処方箋がないと買えないお薬なので、某サイトからお薬個人輸入してました。

フラジール膣錠、1錠250mg。女子のあそこ用の抗菌剤…。しかし自分用には使うの怖い。幸いまだ使う機会がないけど。いやあったらまずいけど。

フラジールは1錠の1/32の量にしました。半分の半分の半分の半分の半分。約8mg。これで3日様子見。

したらば、ココア浴で完全に沈んでいたテトラーさんがちょっと浮くようになりました!

そして劇的な変化は、餌を食べるような動きを見せたこと。本当に食べているかどうかはちょっとわからなかったけど、フレーク状の餌を浮かせるとつつくようになった!今までは完全無視だったのに。

ただし、体が太いのが全然戻りません。

正面顔。太すぎる。

通常時は正面顔がこんなもんなので、比べると一目瞭然。

うろこも微妙にまだガサガサ。そして腹も右側が左側よりも大きい?

…。

という訳で薬を追加してみることに決めました。

0.5%塩浴+観パラD規定量+フラジール+エルパージュエース規定量!

エルパージュエースを追加です。しかも観パラDが規定量入っているのに、エルパージュエースも規定量です。恐ろしい薬漬けです…。こんな色々併合したことはいままでありません。もちろん調子を崩したら即やめる気でした。

しかしここで人的大失敗。

水替えをするときにヒーターのスイッチを一度切ったのを入れ忘れてるっていう!!!しかも10月!もはやちょっと寒い!!!水温26度→19度ぐらいまで下がっちゃった!!

テトラーさん体調逆戻り!!!

ウロコ立ちまくりの膨らみまくり!!!

ああ…。人的ミス…。ゴメン、テトラーさん!!

しかしこれから急に薬を変えるともっと体調を崩しそうなので、ヒーターのスイッチをいれてそのまま2日後の水替えまで薬浴続行…。

したらば、びっくり!なんとV字回復したのです!!

2日後にこれ!信じられなーい!餌も食べて糞も出るようになりました。

すごいぞ!テトラーさん!!

この組み合わせ・濃度で1週間キープ。薬浴の水替えは基本的には2日おきに半分量していました。フラジールは水替えごとに新しいのを追加。1週間後からはフラジールはやめて、他の薬も徐々に減らしていきました。

んで、2週間後には塩浴オンリーになり、その塩浴もゆっくり1週間かけて真水に戻した頃、

しゅっとしたテトラに戻りましたー!

こんだけ戻れば完治ってことでいいかな?

無事の本水槽への帰宅。

ただし、薬がつよすぎた影響か、目の真ん中が白濁、背びれに謎の白い点が出たんですけど、目の白濁はすぐに治ったし、背びれの白い点は残ったけど白点病とかじゃないみたいなのでまあいっか、というところ。

去年の10月の出来事なのでちょっと昔の話です。熱帯魚病気治療に関しては少しでもネット上に情報があるほうがいいんじゃないかと思って思いだしつつ書いたブログです。

もし参考にされる方のためにですが、このテトラーさんはすでに何度も本水槽で観パラD浴して一応薬に慣れてるし、穴あき病もすぐに完治した元々体力のあるテトラだったと思います。しかも、ウロコが立っているのを発見してすぐに隔離・治療を開始しはじめたので、体力がまだ余ってる状態だったからこんなハードな薬浴にも耐えられたんだと思うので、ふらっふらな状態からの治療は、こんなん参考にしちゃいけませんよ。多分。