魚の老化と寿命について。

今年ももう終わりなんですねー。

早。

お久しぶりの金です。一応元気ちゃんです。今日の撮影。

さてはて、アクアリウムを始めて、5年半がたちました。

始めたばかりの頃は本当に失敗ばかりで、
何匹も病気からの☆にしてしまっていたのですが、
その中でも頑丈で生きる気力ある子達が
5歳を超えて長寿で生き残ってくれています。

通常3年~4年という寿命のゴールデンテトラ3匹。
2013年8月に来たので、もはや5年4か月。

1匹だけなんか背中が透明になってきた子がいる。。3匹ともゴールデン感は薄れて、銀色になってきた感じ。

ミドリフグのご飯用のラムズとミナミヌマエビ水槽の養殖水槽に一緒にいるので、水質は最悪だと思われるのですがなんとか長生きしてくれている奇跡。
ちなみにテトラー水槽は、☆になった直後からミナミとラムズが解体処理に入り、3日ほどで骨も消えてしまうのでいつの間にか減っているという状態。今も多分3匹…。としか言えない。

通常3年らしいバンブルビーゴビーのビーちゃん。
2014年1月に来たので、4年11か月。

土管越しのビーちゃん。

アベニーパファーのショウ君。
2013年11月~なので、5年1か月。
一緒に頑張っていたアベニーのシワシワ君は9月に☆に。

5歳過ぎてるんだからケンカはやめてほしいのにまだ毎日喧嘩してます。今日俺の世界。

アベニー水槽の石巻貝さん。
2013年6月~なので、5年6か月。

おしりのほうの貝の表面が剥げてるうえに、残ってる貝部分はコケ生えてます。歴史を感じる。

石巻貝は寿命が1年半ぐらいといわれている中の謎の超長寿。
一緒に買った石巻貝は、確かに1年ほどで☆になったし、
その後にも購入した石巻貝は水槽から脱走してしまったりで☆に。
今いるこの子だけが、アベニー水槽の水質に合ったのかな。

魚を飼うまで、魚の老いなど考えたこともなかったし、
アクアリウムを始めた頃は、病気にしないようにすることしか気にしてませんでした。

あたりまえのことなんだけど、魚も老けるし、身体機能も衰えてから☆になってしまうのです。
。。。人と一緒だなあ。

ただ、魚の飼育を続けてていままで☆になっていった子達を見ていると、
老化で☆になるまでには、大体こんな経過をたどっている感じです。

目が見えなくなってくる

餌をとりづらくなる

痩せてくる・呼吸が浅くなる

体を水平に保てなくなる

目が全く見えなくなる

全く餌が食べられなくなる

これがすべてではないけれど、
老衰的な感じで亡くなる子は、なんとなくこうなってる感じです。

まずは目が見えない感じになり、えさ一直線だったのがえさキャッチにミスが多くなってきます。
これはどの子も同じ。落ちている餌もちょっとずれたところをつついたり。
必然的に食べられるえさの量が減り、ちょっとずつ痩せちゃいます。

肺機能については、前後するかもしれませんが、
☆になる直前には大体みんなハアハアしてる感じ。

目が見えなくなっているって思うけど、
もしかしたら脳に障害が出ているのかな。認知症的な。その辺は謎ですが。

そしてこうなったらもうなんか飼い主には何もできません。

見守って、食べれる時に好きそうな餌を入れたり、水替えを気持ちいつもよりも変化が少ないように丁寧にしてみたりするぐらい。

今現在、バンブルビーゴビーのビーちゃんが老化して☆直前みたい。
ガリガリになってしまったし、もう目が全然見えていないよう。
目の前に大好物のラムズの内臓部分を小さくしてヒラヒラさせるんだけど、
匂いでわかるのか、突進してくるのに通り過ぎていってしまいました。

金ちゃんの食べかけのラムズの上に勢い余って乗っかってしまったビーちゃん。ガリガリです。今日の撮影。

かなり痩せてしまって見ていて切ない。
黄色も全然褪せて透明になってしまっているし。。。

年を越せるか越せないか、という感じかも。

3年前の赤虫食べてお腹ぽんぽこりんのビーちゃん。

生きものにはすべて命に限りがあって、いつかは皆死んでしまう。
ってわかっていても、5年も一緒にいたからなー。もうちょっと頑張ってほしいなー。

これは2か月前ぐらいのビーちゃん。への字口かわいい。

とはいえ、何もできないので好物のラムズを小さく刻んで食べやすそうな位置に置いてみたりして。

でもよく考えたらそのラムズとかミナミヌマエビは毎日1匹ずつ容赦なく金の餌のために殺戮している私。

命って。
人間って。
なんでしょね。
んー。

 

ではでは良いお年をお過ごしくださいー。

東京タワー水族館閉館その後のこと。

ちょっと前の話になりますが。

9月末で閉館した東京タワー水族館。

これは外の看板。

私は閉館2日前にもう一度行きました。名残惜しすぎて。
そして、きっと幻の水族館スタッフTシャツをゲットしました。残り3点のうち1点だったよー。

そしてなにより心配だった魚達のその後。
きっと閉館を知って水族館に行ったほとんどの人達が考えた心配ごとだったんじゃないかなと思います。

そしたら、11月の頭には、東京タワー水族館スタッフの方から、
魚達の今後の行先についての報告がTwitterとブログでありましたね!

東京タワー水族館 スタッフブログ

よよよ、よかったーーー!!!

沢山の魚達の今後の生活の場を確保できて、お引越しができたそう。

私は、ちょっと感動しました。
いや、ちょっとじゃなくてすごく。
だってこれ、本当に大変な事だったと思うのですよ。

東京タワー水族館って、世界でも最多の900種類にも及ぶ魚の種類を展示してる水族館で、数は閉館時でも約5万匹!
こんなに沢山の魚達の行き先を決めて運ぶまでの作業や手続きやなんやかんや、他の水族館の人達とのやり取りなんかのことを考えると、膨大な仕事すぎて想像しただけで吐きそう。

小さい魚はまだしも、1mクラスの大きい魚になると、他の水族館も簡単には受け入れられないだろうし。
しかもその間も通常の魚のお世話はしなきゃだし。

しかもなんか、正規のスタッフは2人ぐらい?の小人数のようで。
なんだったら、俺知ーらない!と逃げちゃうことも可能なわけで。
いやこりゃもう魚に対する責任と愛情がないとやっていけないことですよ。

魚は哺乳類のペットに比べるとやっぱり命が軽くみられがち。
私は超最悪の事態として閉館後は大量の生ごみの袋が出されてヤフーニュースに出ちゃうとこまで想像してたぐらい。(大変に失礼な話なんだけど…。)
私は飼っている魚達はすごく大事で、犬や猫のペットと同じと思っている方だけど、この考え方のほうがマイノリティなんだと思います。実際アクアリウムやっている人でも魚は消耗品と考える人もいるし、だからなんか、そうなっても仕方がないと思ってました。
でも、そうならなかった!とても理想的な素晴らしい幕引き!!

スタッフさんの深い魚愛に感動。

願わくば、東京タワー水族館元スタッフさん達にラッキーな事が山ほど起こりますように。

是非このスタッフさん達には、次も水族館に就職してもらいたいです。
そしたらきっとその水族館の魚達も幸せになるからさー。

気になっていたハリセンボンのボンちゃんはしながわ水族館にお引越ししたそうです。

ハリセンボンのボンちゃん。

近所だし、会いにいかなきゃ!

これはハリセンボンの赤ちゃん。一緒に行ったんだと思われます。

ミドリフグたちは足立区生物園だそうで。
こちらは行った事ないので、是非行ってみたい。

ちょっと前の話なんだけど、
こういういい話は忘れないように残しておきたくて。

東京タワー水族館のことは忘れないよー。