アベニーの拒食の治療とリハビリについて。その1。

最近ミドリさん達のことばかりブログで書いておりましたが、実はここ1か月アベニーさんのほうが手がかかってました。

なぜならシワシワ君の拒食を治すのに1か月ずっと隔離していましたので。

1か月前ぐらいに、ブルーちゃんがジャイ子にしっぽ付近の皮膚をがっつりえぐられて消毒のため隔離するとき、3日ほどごはんを食べていなかったシワシワ君を一緒に隔離しました。

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その時のシワシワ君。

そんなにがっつり痩せていたわけではありませんが、いままでのカンでこのままだとごはんが全然たべられなくなり痩せていく一方だと思ったので。

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一緒に隔離したブルーちゃん(右)

 

アベニーの拒食説は、ネットでもよく見かけます。ストレスだとか内臓系の病気だとか不治の病だとか。うちの子たちでも、ごはんが食べられなくなって痩せて☆になってしまう子が過去何匹もいました。

ただ、ウチの子たちの場合は、みんな口が開かなくなって下に落ちた溶けた餌しか食べられない、餌を食べるとえづいてしまう、食べても吐き出す、といったような症状から、拒食症というよりは「これは口の病気なのでは?」と考えるようになりました。

うーん、見た目は出来物もないしエラも普通。なのに餌が食べられない。普通の歯のない魚はエラの筋肉で水を吸い込みながら餌を吸い込むそう。でも歯がある魚は、それプラス頬の筋肉を使って口を動かして捕食するとのこと。初期の症状は口が開かないから溶けた餌を吸うようにして食べてる、ということは、頬の筋肉が弱まって、エラの吸い込みだけで餌を食べているということ?じゃあ筋肉が弱まる病気は…?筋肉組織に侵入するっつーカラムナリス菌とかじゃないの?

前に☆になってしまったサバ風の子の時にそう考えて、カラムナリス菌のことを調べまくりました。当てはまらない症状もありましたが、外傷がなく痩せていく等当てはまる症状もある。っていうか、他の病気にはどれも症状が当てはまらない。でもカラムナリス菌は進行が早くて感染したらすぐ死ぬって…。って、カラムナリス菌には何種類もあって弱いのもある??

そんなわけで、さっくり書きましたが超いろいろ悩んで考えて「弱く進行の遅いカラムナリス菌による筋肉系の病気」なんじゃ?と仮定しました。

でもこれは想像であり妄想です。ネット上で閲覧可能なブログやらHPやらカラムナリス菌の論文やらの情報を総合した、ウチのアベニー(だけ)の病状に対する私なりの仮説です。

でもそういうことを考えないと、何の薬を使っていいのかわかりませんので。そもそも薬を使ってもいいか、ということも判断しなくちゃですし。

サバ風の子が口が開かなくなった時、やっぱり口が少ししか開かなくなってたブルーちゃんを一緒に隔離、一緒に薬浴させました。

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その頃のやせ気味のブルーちゃん。

その時の薬浴については、以前の記事でも書きましたが(→)

ざっくりいうと、グリーンFゴールド顆粒(規定量濃度)に1週間、切り替えてエルパージュエース(規定量濃度)に3日。その後サバ風の子の病状が悪化したので、別々の水槽に隔離、ブルーちゃん単独でエルパージュエースを徐々に薄めていくという形。サバ風の子の治療メインに考えてしまったので、付き合い薬浴のブルーちゃんにはちょっと強めだったかもしれません。。。

で、薬浴終了したブルーちゃんですが、痩せたまんまでした。弱ってる感じです。口もすぐには開きません。ただ少しだけ食欲が復活して、ブラインシュリンプなら少し食べれる感じです。

でももし、筋肉が壊死するような病気だとしたら、菌が撲滅できても筋肉が復活するまでは口が開かなくても当然なのでは?病気が治ったと仮定して、薬浴で疲れた体に、これからはリハビリ期間なのでは??と考えました。

人間と同じように考えるなら、病後の弱った体には他の病気にならないように無菌状態にするのが大事!ってことで毎日半分量の水替えをしました。水替え前にはブラインシュリンプを大目に入れて、食べなくなったら水替えしました。

1週間もすると、ブルーちゃんはいつまでもブラインを食べ続けるようになり、おなかも少しぽっこりするようになりました。そのうち小さい粒餌も食べられるようになり、その後大きい粒餌も食べられるようになりました。(赤虫はあげてみても無視されました。ウチの子はジャイ子以外赤虫は食べないので。。。)餌の時間は特に決めず、食べたそうな時はいつでも餌をあげていました。

で、1か月すると、

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もちっとな。

食欲がすごく増して体型が変わったのでした。(その時の記事→)

そして本水槽に戻した今。

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どえん。

ジャイ子の攻撃をかわしつつ、食べれる時には食べる!という精神でどんな落ちた餌もぐいぐい食べられるようになりました。

ウチのアベニーが調子を崩して餌が食べられなくなった後、こんなに復活できたのはこのブルーちゃんが初めてでした。

薬浴+リハビリが方法として合っているかどうかはわかりませんし、たまたまかもしれませんが、結果的にブルーちゃんは前よりも全然食欲が増して元気になりました。

でも実際、体型が戻るまでに1か月かかった感じです。その間毎日の水替えして、ブラインシュリンプも継続的に沸かしました。結構大変でした。

ブルーちゃんの拒食脱出と復活の成功があったので、シワシワ君もそれに続けと隔離することになったのでした。

あー、書いてたら長くなったので続きます。。。

 

 

 

 

 

アベニーの拒食の治療とリハビリについて。その1。」への2件のフィードバック

  1. まさに、うちの事務所のアベさんがその状態。
    食欲はあって、クリルに食いつくけれど飲めないというか、暴れて吐き出すんです。
    ブラインかぁ、思い付きもしませんでした、試してみます。
    書き残してくれて、ありがとうございました。

    • あいのさん、コメントありがとうございます。
      引くほどにお返事遅くてすみません。。。
      ブラインは慣れないと食べない子もいるので、
      万全の対策にはならないのですが、ブライン食べてくれると療養は楽かもしれません。

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